更新が滞っているうちに、若葉が美しい季節となりました。天文初心者の天体日記第2回目です。
今回のテーマは、M44(プレセペ)です。
星団や星雲を望遠鏡に導入するのは、私にとってかなり難しいことです。星図を見るとたくさんの天体が並んでいて、「これだけあれば何かしら見つかりそう」と思っていましたが、自分で挑戦して初めてわかりました。現実はそう甘くない。望遠鏡を使っても確認できない程暗い天体、探すときの目安にできる恒星が近くにない天体…。オリオン大星雲やプレアデス星団を見つけるのがやっとのことでした。私の見る方向だけに雲がかかっているのではないか、と突拍子もないことを考えてはモヤモヤしていました。そんな時、私の心をパッと明るくしてくれた星団がありました。M44、プレセペです。
かに座の中央にあるということは、ふたご座の明るい星としし座の明るい星の間を行ったり来たりしていれば、そのうち見えるかもしれない。望遠鏡を覗きながら、諦め半分にかに座(があるであろう場所)周辺をさまよってみました。こんなに適当にやって見つけられるはずがないと納得し始めたその時、何か明るいものが見えました。ゆっくり近づけてみると、つぶつぶとした星の集まりを発見。かにの泡のような、かにの甲羅のごつごつのようにも見える可愛い星団でした。かに座の神話のようにつぶれてしまいそうだった私の気力は、あっという間に回復していました。プレセペは、見つけやすいうえに見るものを裏切らない(かにのように) ”おいしい” 天体です。双眼鏡などでぜひ探してみてはいかがでしょうか。